真空注型で透明な製品を作る方法


湯溜まりAは縦長にして、気泡の無い(少ない)下から吸うようにします。※1

レジンの温度が低いと粘度が高く、気泡がいつまでも上に上がってきません。
また、型の温度が低いと、レジンがサラサラでも、すぐに冷えて粘度が高くなってしまいます。
ストーブやドライヤーやお湯で温めてください。

また、湯溜りAにレジンを入れる際、100円均一などで売っている目の細かい
茶こしを通してから入れると、大きい気泡が取り除かれます。

透明なレジンや樹脂で製作する場合は、通常より非常に手間がかかります。



モデルにレジンが入るゲートは一番低い部分に、
足が2本でしたら一番低い部分2ヶ所のゲートを作ってください
この際、下記の図のように、スムーズに樹脂が流れるように通路を作ってください。
通路が真空圧で潰れたり、非常にせまくなりますと、汚い話ですがオナラのようにブビビっと気泡が発生いたします。







上の図のように、透明な製品を作るには、犠牲になる樹脂の量も多いです。
ですが、難しくコストがかかる分、神々しいのかもしれません。


注型が終わった時の上記の図の、Bの高低差が0になる型の設計が望ましいです。
(図は説明のために高低差を大きく描いてあります)


※1 硬化剤を入れたレジンの混ぜすぎは気泡が入ってしまいますので
最小限の混ぜ合わせで済むようにしてください。
製品の硬化不足は、混ぜ合わせが足りないのとは別に
型の温度が低いため、化学反応が起こらず硬化不良となることがあります。
その場合は型を温めることにより解決します。

硬化剤を入れて混ぜたレジンの気泡よりも
製品の中の気泡が多い場合は、真空沸騰していますので
真空引きの高さをもっと低くしてください。

真空計の内側の赤いメモリは、水が沸騰する温度です。
レジンなどに含まれるシンナーや有機溶剤は、水よりもずっと沸点が低いです。
ですので、部屋や材料の温度が30度の場合、赤い文字の30のところまで真空引きをしますと
真空沸騰をして気泡が発生することになります。

また、今まである型を使って透明な製品を手流しで作りたい場合や
もっと手っ取り早く透明製品を作りたい場合は
遠心脱泡機DX-8と組み合わせることにより
普通にレジンをかき混ぜて、遠心脱泡をして、普通に注型をするだけで透明製品が完成いたします。
(遠心脱泡容器の中でレジンと硬化剤をかき混ぜ、数10秒DX-8を回すだけです。
超高速回転しますので、硬化剤の攪拌不足も防げます)